羽幌町が離島の焼尻島で進めようとしている焼尻小中建て替えは、事業の妥当性に直面している。町は2027年度に着工し、29年度の供用開始を計画。一方、15日に開かれた町議会文教厚生常任委員会で委員は、児童と生徒数の少なさや19億円という巨額な工事費などを憂慮していて、他事業との兼ね合いも勘案し早急に方向性を導くことを確認した。
遠別町は2024年度、旧町国民健康保険病院の解体に着工する。同院に代わる町立診療所が完成したため。細かな整備スケジュールは未定だが、工事費には2、3億円をみている。解体後は診療所の駐車場として活用する。
遠別町は、2024年度に幸和405の1にある遠別中の現地建て替えに着工する。8月にも主体、電気、機械の3分割で指名し、9月の入札を見込む。建物本体と外構を含む工事費は30億円ほどを試算している。エネルギー消費量を50%削減するZEB Readyを実現し、省エネルギーに配慮した施設を目指す。
留萌管内土木3官庁(留萌開建、留萌建管、留萌振興局農村振興課)の2023年度第3四半期末(4―12月)業者別工事受注実績が本紙集計でまとまった。82者が総額180億9191万円を獲得。13件、27億9300万円を落札した堀口組が、第1四半期(4―6月)から首位を維持している。
留萌管内8市町村のゼロカーボンシティ宣言が出そろった。2050年までに二酸化炭素(CO₂)排出量実質ゼロを目指し、地域の特色を生かした対策を盛り込む一方、公共施設の照明LED化を足掛かりとする自治体が目立っている。