北菱(本社・富良野)は、2018年6月に取得した富良野市山部地区の木材工場跡地5haを、産業用地「富良野山部団地」として分譲している。大部分が山林と農地である市内にはこれまでまとまった土地がなかったことから、ようやく企業誘致に適した土地が確保できたと行政側の期待も高い。今井登社長は「人口減少に直面する富良野にとってプラスになる形で活用してもらえれば」と話しており、市の企業誘致活動に協力していきたい考えだ。
パチンコ・パチスロなどの遊技場経営企業による不動産売却が増えている。出玉規制の強化やスマートフォンなどのゲーム人気で客足が伸び悩み、厳しい経営を強いられていることが背景にある。札幌市内では、マンションデベロッパーが地下鉄駅付近の店舗跡地を取得したり、道外企業が出店やM&Aを進めている。将来、カジノを含む統合型リゾート施設(IR)ができれば、競争激化は避けられないことから、今後もこうした動きが続くとみられる。