2019年1月末に閉店する棒二森屋店の跡地整備・活用に関し、イオン(本社・千葉)は商業スペースを独立させ、新たに3階建ての商業棟を設けるプランを構想している。当初計画より商業・公益ゾーンを拡充させ、集客力に懸念を持つ地元の声を一定程度反映させる考え。マンション棟は20階以上の高層化を想定し、ホテル棟と合わせて3棟構成を基本とする。
札幌開建は、空知川南富良野町幾寅地区で取り組んでいる地域連携防災事業を2019年度から本格化させる。16年8月に起きた台風による洪水で甚大な被害を受けた同地区の水防能力のさらなる強化を図る事業で、河道掘削や堤防拡幅などを計画。河道掘削は18年度から一部着工しているが、堤防拡幅は来年度から取り掛かる予定だ。このほか、緊急復旧用の資材などを備蓄する河川防災ステーションの整備も構想している。
高齢障害求職者雇用支援機構(本部・千葉)は、小樽市銭函3丁目にある北海道職業能力開発大学校の実習場建て替えを計画している。2018年度は綜企画設計(本社・東京)で設計を進めていて、19年度の着工を予定している。
官民の港湾関係者らでつくる苫小牧港長期構想検討委員会は、北海道胆振東部地震を踏まえ、物流の強靱(きょうじん)化推進などを盛り込む方針だ。具体的には北海道スマートポート、北海道フードポート、北海道レジリエンスポートの3項目を加える。