北海道建設新聞社は、2020年度第1四半期(4―6月)のゼネコン道内受注高ランキングをまとめた。首位は物流施設「DPL札幌レールゲート」を受注した戸田建設で148億円に上った。上位50社の受注総額は2433億1439万円。第1四半期としては、調査の集計方法を暦年から年度に変更した07年度以降で最高額となった。内訳を見ても、官庁土木、官庁建築は過去最高を記録し、民間建築も最高額だった18年度に次ぐ金額。新型コロナウイルス感染症拡大に伴う景気悪化の影響は特にみられない形となったが、各社からは民間建築を中心に「下半期については先行きが見えない」との声が聞こえる。
札幌市の2019年度開発行為の許可実績がまとまった。件数は前年度比4件減の17件、総面積は6.2%減の24万35m²。面積を見ると、非自己用は約5割増加したが、自己用が7割減と大幅なマイナスを示したため、全体でも前年度を下回った。
道内のガソリン価格が、お盆時期を前にジリジリと値上がりしている。27日現在のレギュラーガソリン道内平均価格は1㍑当たり129・9円で、前月に比べ2円余り高い。サウジアラビアを中心とした産油国が原油の公式販売価格を引き上げたことで、石油元売りの原油調達コストが上昇したため。お盆期間中は帰省や旅行でガソリン消費が増えるが、新型コロナウイルスの影響は大きく、販売業者からは利益重視で商戦を乗り切りたいといった声が多く聞こえる。