道内自治体で地域木材利用の機運が高まっている。道と幌加内町に次いで、新たに新十津川町が地域材利用推進方針を改正し、整備する公共建築物を原則全て木造化する。道が公表した地域材利用推進方針に準拠した。「原則全て」ではないものの、13市町が「積極的に」「可能な限り」木造化を図るよう改正している。非住宅物件での道産材利用拡大が期待される。しかし生産体制への不安をはじめ解決すべき課題は多く、道や市町村の実行力が問われる。
この記事は北海道建設新聞2022年11月15日付2面に掲載されました。閲覧は新聞本紙か、e-kensinプラスの記事検索コーナー、またはe-kensinマップをご覧ください。
倶知安町はリゾート開発が相次ぐ山田地区の水道施設整備で、2023年度事業費に要求ベースで11億7360万円を積み上げている。重要給水施設配水管新設は初弾の延長1700mに着工する予定。工事費に6億8440万円を見込む。2カ年工事の新比羅夫浄水場新築にも着工する。
稚内建管は、枝幸町の徳志別漁港で取り組む水産流通基盤整備オホーツク枝幸徳志別地区で、2023年度に外防波堤延長35mなど、事業費3億2000万円を要望している。港内の静穏度向上や越波被害防止を目的とし、計画期間は24年度まで。6月の発注を想定している。