札幌市教育委員会は2023年度、藻岩高・啓北商高再編と厚別南・青葉地区義務教育学校の新設校計2校で基本設計に取り組む。また、総事業費20億円前後を見込む仮称・定山渓地区義務教育学校に着工する。23年度予算にこれら新設校の設計・工事費と、契約済みの真駒内地区義務教育学校実施設計費など合わせて3億5800万円を要求している。
札幌市は29日開会予定の第4回定例市議会に提出する一般会計補正予算案に、札幌創世1・1・1区(そうせいさんく)の2街区に関連する予算を計上した。中央区大通西1丁目にあるNHK札幌放送会館跡地取得に向けた予算を措置し、年内の土地交換を目指す。一帯は市役所本庁舎の移転候補地となっている。竹中工務店が所有する大通東1丁目の土地と北5条西5丁目の市有地との交換に向け、土地開発基金地からの買い戻し費用も措置。2街区の再開発実現が一歩近づく。
札幌市都市局は、市営住宅の建て替え・改修の将来的な業務量平準化に向けて事業スケジュール検討に着手する。1970年代以降に建てられた市営住宅が2040年代以後、耐用年限の築70年を迎えて一斉に更新が必要となる。建て替えの前倒しなどで平準化を図る考えだ。人口減少や財政状況を踏まえて管理戸数の削減も検討する。