旭川市水道局は、下水処理センター自家発電棟改築を今月下旬に一般競争公告し、5月中に入札する予定だ。建築と発電機設備の2分割で発注。建築は2カ年、発電機の製造・設置は3カ年の工期を設定し、総工事費に17億円を措置する。
池田町は老朽化している下水道管理センターを敷地内で建て替える。規模や着工時期は未定だが、2025年度にも設計に入る考え。利別川に近いため、3m程度盛り土してかさ上げするなど水害対策を講じる。
南富良野町は、2025年度から4カ年かけて浄化センターの屋根・外壁と、電気、機械設備を更新する計画だ。工事費には合わせて7億円程度を見積もっている。24年度は設計を進める。電気、機械設備は日本下水道事業団を通じて発注する予定だ。
網走市は2024年度予算案の下水道施設整備で、4億円程度の建設改良費を見込んでいる。継続の網走浄化センター反応タンク設備更新に重点的に配分する考え。南部幹線管渠改築や呼人幹線管渠布設の整備促進を図る。新規に雨水管渠台帳整備を挙げた。
旭川市水道局は、2024年度当初予算案の建設改良費をまとめた。水道・下水道事業の合計64億7703万1000円は前年度当初比5.1%の減少。補正予算の繰り越しを含む執行ベースは10.6%増の78億727万5000円に上っている。水道では管路22.3kmの布設替え、下水道では下水処理センター1号汚泥焼却設備撤去を進めるほか、自家発電棟改築にも新規着工。忠別川浄水場ろ過池の耐震診断や三角台配水池の耐震化実施設計にも着手する。