旭川市水道局は、旭神汚水中継ポンプ場耐震改修の2025年度着工を目指している。23年度内の耐震改修設計着手が困難になったため、24年度に予算を繰り越して発注する考え。地下部の躯体を補強して耐震性を増すといった工法を想定している。
旭川市水道局は、2027年度に下水処理センターにある中央監視設備更新の着工を計画している。3カ年の総工事費に22億5000万円を試算し、コンソールやサーバーの交換工事を予定。25年度の基本設計着手を目指す。
士別市は、2024年度の上下水道事業予算案で、水道建設改良費に2億60万2000円、下水道建設改良費に5億4572万9000円を計上する。水道事業会計では耐震管の布設替えをはじめ、東山浄水場の電気や機械設備を更新し、水道水の安定供給につなげる。
旭川市水道局は2024年度、ストックマネジメント計画に基づく下水道更新で新旭川B地区に着工する考えだ。このほか東部・南地区でストックマネジメント計画を作成。豊岡A地区では老朽度調査をする予定だ。
旭川市水道局は、下水汚泥の有効活用に向けた調査・検討を進めている。国土交通省の支援事業を活用し、汚泥内のリン酸含有量などを調べ堆肥に適しているかを調査し、周辺地域の農業者の堆肥需要も把握したい考え。2024年度以降も調査・検討を進める方針だが、初期投資・製造コストや需要の変動といったハードルも多い。