札幌市と北海道開発局は1日、第5回札幌駅交通ターミナル検討会を開き、北5西1・西2街区の大規模再開発ビルに配置されるバスターミナルの事業計画案を示した。運営方式に施設所有者の公的機関が民間事業者に運営権を売却するコンセッション方式の活用検討を明記。両地区間の市道西2丁目線は一方通行化を検討する。
札幌市教育委員会は13日、再開発計画がある中央区北5条西1丁目の市有地の一部と、南20条西15丁目の北海道郵政研修センター跡地を交換する方針を明らかにした。センター跡地を伏見小の改築候補地とし、西1街区の一部を同跡地の価格相当分で等価交換する考え。伏見小の改築時期は今後検討する。
札幌市は、6日の市都市計画審議会で札幌駅前北5西1・西2地区の再開発ビル[MAP↗]に関する都市計画を事前説明し、総事業費の試算が2500億円に上ることを明らかにした。2030年度開業を目指す新幹線駅舎と再開発ビルを直結させる貫通通路を既存道路の西2丁目線をまたぐ形で一体整備する計画も進める。
この記事は北海道建設新聞2022年3月18日付1面に掲載されました。本文は新聞本紙か、e-kensinプラスの記事検索コーナーをご覧ください。