白糠町は高台に工業団地30haの造成を計画している。用地の一部が保安林に指定されているため、造成に向けた調査設計を2カ年で進め、道と協議の上解除する。2025年の着工を目指している。周辺では道立広域公園の誘致が決まっているため、新たな設備投資による活性化が期待される。
東川町は、産業ツーリズム(産業観光)を目的とした仮称・産業ものづくりパークを公設民営で新築する。8月上旬に実施設計の指名競争入札をし、2024年度に着工、単年度での施工を見込む。家具の製作風景を見学可能な工場を建設し、ものづくり人材の育成に寄与したい考えだ。
小学校跡地が工場に生まれ変わる―。長沼町が実施した旧西長沼小跡地施設活用事業の公募型プロポーザルで、FJコンポジット(本社・千歳)が契約候補者に決まった。敷地内で、同社の主力である半導体用放熱材料やセラミックス絶縁回路基板、燃料電池セパレータなどを製造する工場3棟新築を計画。各工場で20―40人の雇用を見込む。町産業振興課企業誘致推進室は「地域経済の効果は大きい。人口増加や地元高校新卒者の採用なども期待できる」と話す。