留萌建管は、過去の浸水被害を受けて抜本的な対策を講じている古丹別川大規模特定河川(苫前町)について、2024年度北海道開発予算概算要望に約7億円を挙げている。工事は2カ所を整備する遊水地のうち、先行している第2遊水地の掘削に約9万m³を盛り込んだ。
札幌建管は、岩見沢市内で施工しているポントネ川大規模特定河川改修の2024年度以降残事業費に17億3400万円を見込んでいる。ポントネ川沿いに3つの遊水地などを整備するもので、23年度は第1、2遊水地の掘削と護岸を発注したほか、第3遊水地の着工に向けて用地買収を進めている。24年度も、引き続き第1、2遊水地の掘削、第3遊水地の用地買収を予定している。
網走建管は斜里町内で進める斜里川河川改修で、2024年度は本川や猿間川地区など4地区で掘削7万8000m³、築堤2万1000m³などに取り組む予定だ。33年度の完了を目指す。
釧路開建は、ことし3月に変更した釧路川水系河川整備計画に基づき、弟子屈地区と標茶地区の河道掘削約14kmと標茶地区の堤防緩傾斜化約20kmを推進する。弟子屈地区については前計画に基づく掘削を終えてから着手する方針。標茶地区では掘削を進めつつ、その残土で堤防整備に取り組む。
札幌開建は、長沼町の旧夕張川に設置した零号樋門・排水機場と零号揚水機場の移設に向けた詳細設計に着手した。旧夕張川の堤防整備に伴い、支障となる構造物の補償工事。両施設が併設しているため詳細設計後、用地取得してから同時に施工するが、着工は隣接する西長沼排水機場樋門の完成後となる見通しだ。