2022年03月13日 10時00分
9日に東京都内で開かれた日本プロジェクト産業協議会(JAPIC)主催のシンポジウムで、重点プロジェクトに選ばれた津軽海峡トンネルの報告があった。同トンネルは津軽海峡に新設する海底トンネルで道南圏と青森県を結ぶ。整備効果の一つに、新たに北本連系線をトンネルに敷設することで北海道が内包する再生可能エネルギーのポテンシャルを生かせることを挙げた。
2021年01月13日 10時00分
各所で検討が進む第2青函トンネルに関連し、日本プロジェクト産業協議会(JAPIC)は、津軽海峡トンネルと命名した新たなプロジェクトを構想している。昨年公表した計画によると、延長は31㌔で、工期に15カ年、概算事業費に7200億円を見込む。自動車で函館―青森間を2時間半で結び、経済効果は年間878億円を試算するなど、日本経済に大きなインパクトを与える構想だ。また、トンネルは松前半島道路と津軽半島を接続する想定のため、事業化すれば高規格幹線道路整備の進展も期待できる。
2020年11月05日 15時00分
北海道経済連合会は2日、札幌市内の北洋銀行セミナーホールで第二青函トンネルに関するシンポジウムを開催した。日本プロジェクト産業協議会(JAPIC)は従来の計画を改良し、片道1車線の自動運転車専用道路と、貨物輸送の単線鉄道の併用トンネル1基を整備する案を発表した。延長31㌔、内径15mのシールドトンネルとし、最大勾配は2.5%、海底下の最小土かぶりは30mと設定。概算事業費は7200億円を見込む。
2018年06月05日 08時30分
第二青函多用途トンネル構想研究会(座長・石井吉春北大大学院公共政策学連携研究部教授)は、有人自動車道を想定した第2青函トンネル整備に関する提言を取りまとめた。延長30㌔、内径14・5mのシールドトンネル整備に7229億円の事業費を試算し、PFIなど民間主導だと48・2年で投資額を回収できると推計。道内への経済波及効果は730億円に達するとみている。