宗谷管内土木3官庁(稚内開建、稚内建管、宗谷総合局農村振興課)の2023年度上半期(4―9月)業者別工事受注実績が本紙集計でまとまった。67者が前年度同期比1.3%増の154億2727万9000円を受注した。業者別では14件、17億5798万4000円を獲得した安田建設が首位に立った。
稚内建管は、稚内市のチララウスナイ川砂防メンテナンス事業を2026年度に着工する計画だ。劣化が進み安全性が低下する砂防堰堤にコンクリートを打ち付け改良を施す。23年度に事業化し、2カ年での施工を予定している。
インボイス(適格請求書)制度が10月から始まった。宗谷管内の建設業界でも制度開始に向けた準備を進め、多くの会社が協力会社など取引先の登録確認をほぼ完了した。一方で事務作業の増加には心配の声が大きい。請求書のやり取りは紙が中心で、電子対応への整備も課題となりそうだ。
全道で異例の猛暑となった今夏。宗谷管内でも8月下旬まで暑さが長引く異常気象に見舞われた。各自治体は小中学校の教室で冷房設置や夏休みの期間延長など暑さ対策に向けた対応を進めている。
幌延町は、2025年度に8橋の橋梁補修に取り掛かる計画だ。24年度に補修設計に着手する。24年度の道路メンテナンス補助の1次要望で、8橋の設計費として5700万円を求めている。