市立釧路総合病院新棟建設の実施設計契約解除を巡り、釧路市が設計受託者に支払い済み分の委託料と違約金1億3780万円の返還を求める民事訴訟の第2回口頭弁論が26日、釧路地裁で開かれた。市側は受託者側に落ち度があるとする準備書面を提出。一方、受託者側は契約解除は不当とし、委託料未払い分1億277万2000円などの支払いを求める反訴状を同日付で提起した。
北大大学院工学研究院の江丸貴紀准教授(人間機械システムデザイン部門)と学生らが22日、苫小牧港西港区東護岸でドローン技術を活用した港湾施設の現地調査実証実験をした。地震や台風などで消波ブロックがずれたりしていないか検出するもので、無人化された場合、作業の安全性や効率性向上が期待される。
道は26日、カジノを中核とする統合型リゾート(IR)について「誘致する場合、苫小牧市を優先候補地とすることが妥当」という見解を示した。有識者懇談会での意見などを踏まえて判断したもの。「IRに関する基本的な考え方(たたき台)」として取りまとめ、道議会の食と観光対策特別委員会に説明した。IR誘致の是非についての判断時期は明言しなかった。道内では苫小牧市のほか、釧路市と留寿都村が誘致を表明しているが、アクセス性や経済効果の面からも苫小牧市が有利とされていた。