苫前町がリプレース(更新)し2020年3月に運転を開始した「苫前夕陽ケ丘風力発電所風来望4号機」の発電量と売電金額が、計画値を大きく上回り好調だ。21年2月までの1年間の実績値は、発電量が646万7432㌔㍗時、売電金額が1億2627万8100円でそれぞれ計画値の約1・3倍に。福士敦朗町長は「ごみ袋価格の引き下げなどを継続するとともに、新たに住宅のLED化補助を考えている」と、町民還元策を模索している。
海溝型地震が現実的な確率で示されている本道。10年前の東日本大震災を忘れず、その教訓を生かすことが求められている。東日本大震災発生の翌日、津波にのまれた被災地の様子を伝えるテレビ画面が、白煙を上げる福島第1原子力発電所に切り替わった。当時、総務課長補佐だった泊村の高橋鉄徳村長は、「メルトダウンに至るまで大規模な原発事故が国内で発生するとは、当時の自分は想像もしていなかった」と静かに振り返った。