十勝管内土木3官庁(帯広開建、帯広建管、十勝総合局調整課)の2023年度上半期(4―9月)業者別工事受注実績が本紙集計でまとまった。153者が348億8543万円を受注。前年度同期と業者数は変わらず、金額は5.8%減少した。首位の宮坂建設工業は13件、42億1867万円を獲得した。
幕別町は、幕別中を活用した義務教育学校設置方針案をまとめた。教室不足解消に向け増築・改修する計画で、2024年度に実施設計、25年度に施工する。増築棟は普通教室が入るA棟と特別教室が入るB棟の中間を想定する。26年4月の開校を目指す。
帯広建管は、2016年夏の台風災害を踏まえ、十勝川右岸圏域河川整備計画に幕別町内を流れる古舞川を優先整備河川に追加する。区間は道道更別幕別線の新途別橋から大山橋までの6.8kmで、河道掘削や護岸敷設により周辺農地の氾濫防止を図る。
鹿追町は瓜幕エリアでの脱炭素の取り組みを加速するため、2024年度に要求水準書の策定を目指す。自営線ネットワーク構築や自然体験留学センターの移転改築を計画。23年度は瓜幕エリア基本構想の策定に取り組む。実施設計と施工は25年度以降に発注。27年度の事業完了を目指す。
鹿追町は、役場周辺エリアに立地する公共施設群のエネルギー消費量を限りなくゼロに近づけるZEC(ゼロ・エネルギー・コミュニティ)化改修を、2024年春にも実施設計と施工一括で公告する見通しだ。発注方式は公募型プロポーザルを想定。24年12月末までに業者を選定し、実施設計に入る。早ければ25年度にも着工し、27年度末の事業完了を目指す。