鉄道・運輸機構は27日、北海道新幹線倶知安駅高架橋の起工式を開いた。約80人が出席し、明かり部分の工事本格化という節目を祝うとともに無事完成を祈った。

　倶知安町は、2024年度の着工を見込む公住南6条団地建て替え5棟60戸の工事費に、建築と外構、既存団地解体合わせて22億5500万円を試算している。1棟当たりの延べ床面積は1000m²程度とする想定だ。

　倶知安町内で北海道新幹線の明かり区間工事が本格化する。駅部分を含め、3工区合わせて延長8.9km。市街地での施工が始まることで、槌音(つちおと)をより近くで感じられるようになる。地域からは「やっとここまで来たか」と期待する声が聞こえる。鉄道・運輸機構は27日、倶知安駅高架橋の起工式を現地で開く。

　小樽建管は余市町内の都市計画街路3・4・5黒川線を拡幅する。延長約1kmで、車道を広げるとともに歩道を新設する。事業初年度となる2023年度は道路設計や地質調査を予定。複数年かけて施工する構想で、28年度の事業完了を目指す。

　黒松内町は、改修時期を迎えている道の駅、ブナセンター、オートキャンプ場の3施設について、今後のリニューアル方針を検討する。民間活力を生かして収益性向上や運営効率化を図り、道の駅は増築や建て替えも視野に入れる。検討業務の委託先を月内にも複数社の見積もりで決める。