鉄道・運輸機構とJR北海道は10日、新幹線駅ホーム位置の検討状況について道庁で記者会見し、検討中の「現駅案(認可計画)」と「東案(JR北海道案)」の2案に加え、「地下駅案」の検討を開始すると報告した。地上駅2案は検討の結果、いずれも課題が残るとし、地下駅案の工事費、工期、利便性を検討した上で2案の代替となるかを判断する。
鉄道・運輸機構北海道新幹線建設局は15日、小樽市内から札幌中心部までつながる札樽トンネルの本体初弾工事となる、石倉工区を一般競争公告した。札樽トンネルのうち最も小樽市街地側の工区で、路盤部を含めた施工延長は4554mとなっている。WTO対象案件で、4社構成の特定共同体が対象。施工体制確認型総合評価方式により、12月12日に開札する。
北海道新幹線新函館―札幌間のうち、地下トンネルと高架橋で構成する札幌市街地ルートの事業概要が分かった。