釧路市は釧路西港区ガントリークレーンの基礎やレールの長寿命化を計画している。レールを優先的に進め、基礎の改修は関係者と協議をした上で施工方法や施工時期を固める。基礎の改修には2億2000万円を試算している。
留萌市は、留萌港南岸地区に新設を計画している小麦の集出荷施設について、2023年度は基本設計に着手する。1基当たりの容量が600tのサイロを6基新設する計画。既存の小麦倉庫は留萌、上川、北空知地区で生産した小麦を収容し道外に移送しているが、計量や船積み方法が非効率なため、抜本的な改善を図る。総事業費は15億円程度をみている。
小樽市は小樽港第3号埠頭で計画する観光船ターミナル新築について、2023年度は地質調査と基本・実施設計を進める。2階建て、延べ1100m²の規模を想定。23年度予算案に事業費4000万円を計上している。
苫小牧港管理組合は1月31日、苫小牧港カーボンニュートラルポート(CNP)形成計画案を公表した。2050年のカーボンニュートラルを達成するため、港湾オペレーションの脱炭素化や水素、燃料アンモニアなどのサプライチェーン拠点構築を進めるほか、ブルーカーボンについても検討。各方面で取り組みを進め、環境価値で世界から選ばれる港湾を目指す。
北海道開発局は、函館開建が進める森港本港地区小型船だまり整備の総事業費を4億円増額し、191億円とした。港内東側の道路改良で土地を買収できない部分があり、線形の変更などが必要になったため。これに伴い事業期間も6年伸ばし、2028年度の完了予定とした。