北海道建設新聞2024年3月14日付1面に掲載。記事は「e-kensinプラス」「DoKoDe 北の羅針盤ジャーナル」で読むことができます。
北海道建設新聞2024年3月8日付12面に掲載。記事は「e-kensinプラス」「DoKoDe 北の羅針盤ジャーナル」で読むことができます。
留萌管内8市町村の2024年度予算案が5日、出そろった。23年度は増毛町と苫前町、初山別村、天塩町が骨格編成で、これら町村の肉付け補正後と比較すると、総額は796億3726万8000円で1.8%伸びた。一般会計は0.1%増と横ばいの490億3223万7000円。同会計に占める普通建設事業費は49億9773万4000円で16.6%下回ったが、初山別村は2・6倍、羽幌町は2倍をたたき出した。遠別町が遠別中改築に着工する。留萌市が新信砂浄水場の更新を始め、羽幌町は天売島に複合施設を新設する。
留萌市は、増毛町信砂576の2に立地し、市に水道水を供給している新信砂浄水場の設備更新を工事1本にまとめ4月上旬にも簡易公募型公告する。取水先の新信砂川で護岸整備するほか、背割り分水を施し取水井に安定して水を供給する施設を目指す。2023年度に設計した導水管布設も24年度に着工する。
留萌開建は、苫前町にある苫前漁港の再編整備について、2024年度の事業化を目指している。ホタテの生産需要の高まりを受け、水揚げ時の作業場で改善が必要なほか、用地の不足が課題となっている。北護岸の沖側にマイナス4m屋根付き岸壁、防波堤などを新設し効率的な作業環境を構築する。総事業費は96億5200万円を見込む。24年度は地質調査に取り掛かる考えだ。