釧路開建は、ことし3月に変更した釧路川水系河川整備計画に基づき、弟子屈地区と標茶地区の河道掘削約14kmと標茶地区の堤防緩傾斜化約20kmを推進する。弟子屈地区については前計画に基づく掘削を終えてから着手する方針。標茶地区では掘削を進めつつ、その残土で堤防整備に取り組む。
釧路市は鉄西中央幹線配水管の布設替えを3カ年で進める。1件の工事として9月に一般競争公告する予定で、入札時期は9―10月で調整している。計画延長は1106mで、総工費3億9650万円を投じて耐震化を進める。
釧根管内の自治体で橋梁添架管や水管橋の長寿命化対策が進んでいる。釧路市内の仁々志別川水管橋や中標津町内の標津川水管橋などで対策を計画する。全国で相次いだ崩落による断水事故を踏まえ、近接目視での点検強化や耐震補強などに取り組む動きが広がっている。
釧路総合局農村振興課は、2023年度の調査計画地区である農地整備事業阿歴内遠野地区の24年度事業化を目指している。27年度までに総事業費4億3000万円を投じて、農道の路盤改良をする。
釧根管内主要土木官庁(釧路開建、釧路建管、釧路総合局・根室振興局農村振興課)の2023年度第1四半期(4―6月)業者別工事受注実績が本紙集計でまとまった。前年度同期と比べ10者少ない112者が4.6%減の259億4683万円を受注。12件、20億7602万円を獲得した上田組が首位に立った。上位20者のうち18者が管内業者だった。