北海道建設新聞の2023年11月22日付1面に掲載。記事は「e-kensinプラス」「DoKoDe 北の羅針盤ジャーナル」で読むことができます。
北海道建設新聞の2023年9月19日付2面に掲載。記事は「e-kensinプラス」「DoKoDe 北の羅針盤ジャーナル」で読むことができます。
ラピダス(本社・東京)が千歳市内で進めている次世代半導体工場建設を巡り、周辺の南空知地域の自治体では関連企業や関連産業、取引先の工場立地、それに伴う雇用者や家族の移住定住などの期待が高まっている。情報収集に努めながら、企業誘致向けた取り組みを模索している。
総投資額5兆円規模と言われるラピダス(本社・東京)の次世代半導体事業。工場建設地の周辺地域で期待と不安が交錯する中、流通やまちづくりに詳しい西村尚純日本経済大教授は「これを機に成長できる抜群のポテンシャルが東胆振にある」と太鼓判を押す。本道の玄関口で関連企業が集積する可能性があり、産業都市としての価値が高まるとみる一方、将来を見据えた官民での議論の必要性を主張する。
北海道商工会議所連合会の岩田圭剛会頭は18日、札幌市内で北海道経済記者クラブ加盟社と懇談した。今秋始まるラピダスの次世代半導体工場建設工事で労働者が足りなくなる可能性に触れ、「道外からどう人を集めてくるかが重要になる」と述べた。慢性的な建設業界の人手不足に関しては、ITなどの新しい手法を駆使して生産性を上げることが必要と指摘した。