2021年10月27日 15時00分
クラフトビール醸造会社のKnot(本社・鶴居)は、道東でクラフトビール文化の新たな発信拠点づくりを目指す。旧茂雪裡小体育館を活用した醸造場「Brasserie Knot」の2022年開業準備を進める植竹大海社長に、ビール造りに懸ける思いや展望を聞いた。
2021年05月24日 10時00分
道産の日本酒が国内外で注目を浴びている。北海道の良質な水と高品質な酒米を使った日本酒は地域の特産品として人気が高い。温暖化の影響や台風などの災害が少ないことから酒米の供給が安定する道内で酒蔵新設が相次いでいる。道外酒蔵は後継者不足や国内消費量の伸び悩みを背景に減少の一途をたどるが、道内は唯一増加傾向にある。道外酒蔵が高品質な道産酒米の利用に乗り出すなど、酒産業に好影響をもたらしている。
2020年12月01日 15時00分
酒蔵が少ない本道では地酒が観光戦略の強みとなる。上川大雪酒造(本社・上川)は、帯広畜産大との産学連携で大学構内に開設された酒蔵「碧雲蔵」を使い、十勝の地酒造りに取り組む。純米酒など待望の新商品を発売したばかりだ。同大客員教授にも就任し、人材育成や十勝の食材を生かした商品開発を目指す川端慎治副社長・総杜氏(とうじ)に話を聞いた。
2020年01月15日 12時00分
昨年7月から8月にかけて、札幌市内を中心とする飲食店や酒店に見慣れない2種類の缶ビールが登場した。札幌市と米オレゴン州ポートランド市との姉妹都市交流60周年を記念して、双方のビール醸造家と醸造所が共同で造った限定クラフトビールだ。市民有志の共同出資で進めた活動だが、予定数量を年末までに売り切り、赤字を出さずに活動を終了。ユニークさと採算性を両立させた市民プロジェクトはどのように実現したのか経緯を追った。