おとなの養生訓

おとなの養生訓 第90回「運動習慣」 週2回、30分以上継続を

2016年05月13日 09時55分

 がんや糖尿病などの生活習慣病に悩む人が増えています。生活習慣病は、食事、飲酒、喫煙など、生活習慣の偏りが長年積み重なって引き起こされると考えられています。ですから、生活習慣を見直すことが生活習慣病を予防する、有効な手立てであるといえます。お酒を減らす、禁煙する、食べ過ぎを避ける、などの方法が考えられます。どれも我慢を強いるものなので、実行にはハードルが高いといえます。

 最近、生活習慣病の予防策として、運動習慣を身に付けることが推奨されています。日夜忙しく働いているビジネスマンは、とかくスポーツなどを楽しむ時間が少なくなり、運動不足に陥りがちです。運動不足は肥満の原因となるわけですが、肥満は糖尿病、高血圧、などの生活習慣病を引き起こす主な原因といえます。また、運動習慣を身に付けている人は、そうでない人に比べて、生活習慣病を発症する危険性が低いということも明らかになっています。

 では、具体的にどの程度の運動をすると運動習慣といえるのかというと、週に2回、1回につき30分以上の継続した運動を行うこととされています。週に2回というと、週末に運動をして、平日にもう1回運動をすればよいことになり、それほど難しいことではないことが分かります。

 運動の種類は手軽なものでよくて、運動の強さは関係ありません。30分以上継続できる運動がよいので、ジョギング、サイクリング、水泳などで十分だとされています。ウォーキングでも有効であるとされています。週2回30分以上のウォーキングというと、誰でもすぐにでも実行できますね。

 このような運動習慣を持っている人がどのくらいいるのかという厚生労働省の調査があります。日本では男性の30%、女性の25%の人が運動習慣を持っていることが明らかになりました。ところが、65歳以上に限ってみると、男性は42%、女性の36%と、割合が増えています。

 一方、20歳から64歳の現役世代では男性は21%、女性で18%と割合が下がってしまうのです。とくに30歳代では10%程度に落ち込んでしまいます。生活習慣病が起こりやすい世代で運動習慣が身に付いていないのです。現役世代の皆さん、生活習慣病予防のため、運動習慣を身に付けることから始めませんか?

(札医大医学部教授・當瀬規嗣)


おとなの養生訓 一覧へ戻る

ヘッドライン

ヘッドライン一覧 全て読むRSS

航空写真や建設予定地の位置情報などを重ねて表示できる地図ベースの情報サービスです。
  • 日本仮設
  • web企画
  • 東宏

お知らせ

閲覧数ランキング(直近1ヶ月)

JR北海道 小樽、ニセコにホテルを計画
2019年07月23日 (2,455)
札幌駅南口再開発が始動 北4西3に超高層複合ビル 
2019年05月24日 (2,056)
新さっぽろ駅周辺地区 G・I街区の開発始まる
2019年08月08日 (1,832)
きのとや、札幌・清田に新店舗 完成は11月中旬
2019年06月08日 (1,460)
札幌都心部でホテルの建設加速 19年上半期に9件
2019年07月30日 (1,391)

連載・特集

連載 おとなの養生訓new

おとなの養生訓
第165回は「のどの渇きと湿度」。体 温が下がらず余計に汗が出るため、湿 度が高いと喉が渇きやすくなります。

連載 深掘り

深掘り
地域発展には欠かせない、新技術と それを発展させたビジネスの創出。 〝勝ち〟にこだわる経営者らの発想や アイデアを紹介します。