おとなの養生訓

おとなの養生訓 第190回「季節の変わり目」 なるべく十分な睡眠を

2020年08月29日 09時00分

 季節の変わり目に体調を崩す人がいます。天候が変わり、晴れたり、曇ったり、雨が降ったり、日替わりで変化します。そのために気温が激しく上下して、いわゆる寒暖の差が大きくなります。湿度も大きく変化します。カラッとした日とジメジメとした湿気が多い日が日替わりで現れたりします。こうした天候の激変が体調に大きな影響を及ぼすわけです。特に秋から冬、春から夏の変わり目は、気温が急激に変わるため、体調管理が重要な時期になります。そして、もう一つ、夏から秋の変わり目は、特に体調の変化に気を配らなければなりません。

 今年も夏の暑さが続いています。涼しいといわれる北海道でも、この数年は暑さが厳しく、気温が30度以上の真夏日が何日も出ています。さらに、湿度も高めに経過していて、地球温暖化の影響ともいわれています。

 これまであまり経験していない暑さが続くと、夜よく眠れないとか、食欲が落ちるなどの影響で、体がだるく、元気が出なくなります。いわゆる夏バテです。夏バテは基本的に疲労の蓄積によって起こるので、夏の後半から秋口に出やすいのです。暑さが一段落して、ほっとしたところで、バテに気付くという形です。

 また、新型コロナウイルス感染の流行により、冬からずっと防御に気を配っています。3密を避ける、マスク着用、手洗いの励行、宴会やイベントの中止、リモートワークなど、これまでに経験したことのない日常が続いています。皆さん相当なストレスをため込んでいると思われます。そうしたストレスの蓄積がこの夏の暑さと相まって、体にかなりなダメージを与えていると考えられます。ひどい夏バテが出てくる危険性があります。

 まだまだ寝苦しい夜が続くと思われますが、なるべく十分な睡眠を取るよう心掛けてください。食事も食べ過ぎない程度で、しっかりと3食を取る必要があります。晩酌が多くなると睡眠を妨げ、寝付いても途中覚醒が多くなり、良くありません。また、睡眠中に脱水が進んで熱中症になる危険性もあります。晩酌は控えめにするのが得策です。

 休日はしっかりと休みを取るようにして、体調を整えておきましょう。

(札医大医学部教授・當瀬規嗣)


おとなの養生訓 一覧へ戻る

ヘッドライン

ヘッドライン一覧 全て読むRSS

株式会社クリエイター
  • 川崎建設
  • オノデラ
  • web企画

お知らせ

閲覧数ランキング(直近1ヶ月)

函館―青森間、車で2時間半 津軽海峡トンネル構想...
2021年01月13日 (11.9k)
自動運転車と鉄道を併用 第二青函トンネルJAPIC...
2020年11月05日 (3.9k)
20年度内開通へ急ピッチ 函館新外環状道路空港道路...
2020年11月21日 (1.8k)
難工事克服し10年 国道40号「音中トンネル」貫通...
2020年12月04日 (1.4k)
コロナに揺れるニセコ 試練のリゾート開発(下)可能...
2021年01月06日 (1.3k)

連載・特集

英語ページスタート

construct-hokkaido

連載 本間純子
いつもの暮らし便
new

本間純子 いつもの暮らし便
第4回「ピクチャーウインドーの『冬の風景展』」殺風景に見える雪の景色も、注意して見れば様々な色彩に溢れています。

連載 コロナに揺れるニセコ 試練のリゾート開発

コロナに揺れるニセコ 試練のリゾート開発
新型コロナウイルスが世界経済に深刻な打撃を与えた2020年。道内屈指の国際リゾート地・ニセコで進む開発プロジェクトの現状を追った。

連載 おとなの養生訓

おとなの養生訓
第198回は「お正月のお酒」。休息や水分の補給を充分にとりながら、お家でゆっくり楽しみましょう。