会沢高圧コンクリート(本社・苫小牧)は、カナダのカーボンキュア・テクノロジーズ社とライセンス契約を結び、4月から低炭素コンクリートの供給を始める。化学工場などから排出されるCO₂を液化し、生コン製造時に注入することで永久に封じ込める技術。CO₂排出量の削減に貢献するほか、コンクリート強度を従来品より10%高める効果があるため、高品質化にもつながるという。
北海道エアポート(本社・千歳)は3日、2021年度事業計画を発表した。投資額は58億2000万円。新千歳空港に最も多い44億9000万円を配分した。21年度は、新千歳空港の国際線駐機場で給油用地下配管の新設やC駐車場拡張に着工するとともに、釧路空港と帯広空港でも駐車場拡張に取り掛かる。乗客らの利便性向上に向けた設計や計画策定が多く、22年度以降の工事に備える考えだ。
網走刑務所は1日、公募していた旧刑務作業用地活用の受託者を、網走市と民間事業者による共同体「リエントリー委員会」に決めた。地域活性化や受刑者の職業指導を目的としており、2021―25年度までを事業期間とする。ブドウや西洋ワサビの栽培を計画しており、21年度は、牧草地の整備や除草に取り組む。