旭川市は、6月中の成案化を目指していた新庁舎建設基本設計について、2カ月ほど時期が遅れるとの見通しを示した。ただ、来年度の建設着工時期に影響を及ぼさないようこれまで通り2019年度半ばの着工を目指す方針だ。20、21日の第2回定例市議会で、安田佳正氏(自民党・市民会議)と石川厚子氏(共産党)の一般質問に、西川将人市長と中野利也庁舎建設担当部長が答えた。
北海道開発局は21日、TKP札幌駅カンファレンスセンターで社会資本整備審議会道路分科会の第16回北海道地方小委員会(委員長・田村亨北海商科大教授)を開いた。北海道横断自動車道根室線尾幌―糸魚沢間については、事業費620億―700億円を見積もる別線新設案(約25㌔)と、790億―880億円で国道44号の一部活用案(約24㌔)という2つのルートを提示し、現道活用は津波対策のかさ上げ盛り土でかえってコストが増大すると説明。委員らは濃霧や地吹雪への考慮、広域観光ルートとしての特性を押し出すことなどを求めた。
北海道開発局はきょう21日、札幌市内で社会資本整備審議会道路分科会の第16回北海道地方小委員会(委員長・田村亨北海商科大教授)を開催し、北海道横断自動車道根室線尾幌―糸魚沢間(約28㌔)を対象とした2度目の計画段階評価を実施する。開発局が2017年12月に実施した地元アンケート結果や複数の概略路線案を提示し、費用対効果などを議論する予定だ。