2021年12月16日 09時00分
地域資源を生かしたCO₂フリー水素製造で低炭素なまちづくりを実現へ―。三笠市など申請主体4団体は「木質バイオマスと未利用石炭の石炭地下ガス化によるCO₂フリー水素のサプライチェーン構築に関する調査」で、NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)の委託事業の採択を受け、月内にも調査を開始する。
2021年12月15日 15時00分
建物の吹き付けウレタン断熱工事で使う原液が全国で不足する。原料のイソシアネートが世界的に品薄なほか、発泡剤の製造元の米国企業が2度のハリケーン被害を受け、生産を停止しているため。材料メーカーや地域によって需給状況に差はあるようだが、北海道を含め綱渡りの状況は来春まで続きそうだ。11月から来年1月までは繁忙期に当たり、日本ウレタン断熱協会は工事の遅延や工期への影響に警鐘を鳴らしている。
2021年12月13日 12時00分
北海道レンタルシステムは、ジー・オー・ピー(本社・東京)の北海道総代理店としてアルミ可搬式作業台や台車などを扱う会社。直接の顧客は道内の建機レンタル会社で、いわゆる〝卸レンタル業〟の位置付けになる。11月に本社を札幌から小樽市銭函へ移転し、2万m²の広大なヤードのもとで事業を強化した。商品をQRコードで個体管理するなど、建築現場の安全確保に向けたアフター体制には早くから積極的。現場の工程管理表や立面図などを基に適正な仮設資材の使用台数を算出する「山積みシステム」も特長で、安全性と経済性の両面から現場を支える。
2021年12月06日 08時00分
建設資材の値上がりが止まらない。鋼材は原料の鉄鉱石や石炭の輸入価格が高騰しているためで、足元では配管用鋼管や空調用銅管の価格改定が収まらない。原油価格の高騰で石油化学製品が値上がりし、塩ビ管やポリエチレン管なども断続的に価格上昇した。度重なる値上がりに管工事の資機材を取り扱う販社からは「もはやどうすることもできない」と落胆に近い声が聞こえる。
2021年11月24日 10時00分
石狩市は、厚田地区に構築したマイクログリッドシステムの試運転を始めた。太陽光発電や蓄電池、水素燃料電池などを組み合わせたシステムで、近隣の道の駅や学校など5施設に送電。通常時は電力系統に連系し、災害などで停電が起きた際は系統から自立して避難所に電力を送る。地域の防災力向上や脱炭素を促す取り組みとなる。停電時に自立運転へと切り替えられるマイクログリッドは国内で珍しい。