国土交通省と農林水産省は19日、3月1日以降契約の直轄工事に適用する2021年度公共工事設計労務単価を発表した。道内の伸び率(単純平均)は、43職種平均で前年度比0.6%、普通作業員など主要12職種平均も0.5%それぞれ上昇し、10年連続で前年度を上回った。コロナ禍の影響を踏まえた特例措置によって同額に据え置かれたものの、公共事業労務費調査の結果だけでは前年度を下回った工種が6割を超えており、実態的には前年度を下回っていた可能性もある。
道は19日、2021年度予算案を発表した。一般会計は前年度当初比15.4%増の3兆2529億9566万円だった。このうち公共事業などの投資的経費は13%減の3311億3578万円、特別会計を含めると12.6%減の3401億8215万円と減少幅が大きかった。ただ、20年度補正予算案も含めた15カ月予算は一般会計で4927億8790万円と2.8%減にとどまった。名寄遠別線の宇遠別トンネル(遠別町)の着工を見込むほか、富良野川火山砂防下流堰堤群(上富良野町)の着手を計画している。
この記事は北海道建設新聞2021年2月17日付4面に掲載されました。本紙のご購読についてはこちらのページからお問い合わせ下さい。
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むかわ町は、第2次まちづくり計画案をまとめた。災害に強いまちづくりを念頭に各施策を展開する方針を示していて、具体的には鵡川、穂別両地区の市街地再生や、恐竜を生かしたビジネス創出、関係人口の創出・拡大などを実施する考えだ。