上富良野町は、スプリンクラーが未設置の町立病院について、改築などに向けた検討に着手した。法律でスプリンクラーの設置期限が2025年6月30日と定められていることを踏まえたもので、20―21年度をめどに改築のほか大規模改修なども含めた整備手法を判断し、基本構想の策定を目指す。
札幌市は27日、市営地下鉄、路面電車の両事業の建設改良費に、2019年度から10カ年で2000億円を投じる見通しを明らかにした。次期交通事業経営計画案で示した。地下鉄は老朽施設の更新が本格化するため、事業規模は年平均に換算して現行の1・5倍となる1800億円に上る。訪日外国人観光客の増加や、30年の冬季五輪・パラリンピック招致、新幹線延伸を見据え、まちづくりと連動した環境整備の投資を加速する。
道環境生活部は27日、北海道百年記念塔や北海道博物館など百年記念施設の再生構想を策定したと発表した。老朽化が著しい百年記念塔は、解体を正式決定。跡地には、新たなモニュメントを設置する方針で、今後数カ年をかけて整備を進める。
札幌市保健福祉局は26日、認知症対応型共同生活介護(認知症高齢者グループホーム)と、特定施設入居者生活介護(介護付き有料老人ホーム)の2019年度整備予定事業者として、7事業者を決めたと発表した。内訳はグループホームが新設4事業者、増床2事業者で、老人ホームが新設1事業者となっている。
ニセコ町は、2019年度から「NISEKO生活・モデル地区構築事業」に着手する。18年度に国からSDGs未来都市に選定されたことを受けて取り組む。市街地に近い同町富士見の農地を活用して、環境配慮型住宅による新たな生活空間形成を目指す。19年度は整備構想策定に取り組み、20年度に計画策定し、21年度に宅地造成する考えだ。