激辛(げきから)という言葉はすっかり市民権を得たようで、さまざまな飲食店のメニューやスーパーの食品売り場で、激辛の文字を当たり前に見かけます。辛いものが好きな人は本当に多いようです。しかし、この激辛、あくまでもトウガラシやコショウなどのスパイスを使った料理に限られていることにお気づきでしょうか。激辛の刺身、すし、そば、なんて聞いたことがありません。ワサビや和カラシを大量に食べる人ってあまり見たことがありません。いや、無理なんじゃないかな。激辛好きの人って、意外とワサビが苦手なようです。
グラッパというお酒をご存知でしょうか。イタリアで食後に楽しむお酒として、ごく一般的なものですが、日本ではあまりなじみがありません。基本的にはブランデーのようなお酒ですが、製法も味わいも別なものといえるでしょう。
メタボリック症候群という言葉を聞いたことがある人も多いと思います。最近はメタボと省略されて使われることも多いようです。ただ、メタボリック症候群とは単純に太っていることを示す言葉ではありません。内臓脂肪が増えることにより、血液中の脂肪が増えたり、血圧が高くなったり、糖尿病一歩手前に陥ったりしている状態を示しています。放置すると、動脈硬化が進行して、本格的に糖尿病となったり、脳梗塞、心筋梗塞など動脈硬化による重大な疾患が起こったりします。つまり、メタボリック症候群は病気ではなく、病気が起こりやすくなる状態を示している言葉です。
「昼間にお酒なんて、不謹慎な」というツッコミがあるかもしれません。それくらい、お酒は夜飲むものというのが常識であり、昼に酒を飲んでいるのは遊び人か、依存症の人というイメージなのでしょう。でも、改めて考えると、結構、昼間にお酒を飲む機会はあるものです。
男性ホルモンは、成長期に男性としての体の構造を形作り、生殖能力を付与します。さらに、骨や筋肉の発達を促し、大きく頑丈な体を作ります。なので、男性は女性に比べて体格が大きくなる傾向があります。しかし、実は女性でも男性ホルモンの分泌があり、その分泌が多めの女性は、体格が大きくなる傾向があります。体格の大きさに明確な性差はないのです。