新型コロナウイルスによる感染が、全国的に広がりつつあります。まだワクチンや特効薬が開発されていない現状では、いかに感染を防ぐかが大事になります。このウイルスの感染様式は、飛沫(ひまつ)感染と接触感染が主要なものとされています。ウイルスに感染した人がせきやくしゃみをしたときに、ウイルスが含まれた唾液やのどの粘液が飛沫となって飛び出し、周りの人に降りかかるのが飛沫感染です。加えて、人がしゃべったり、呼吸をしたりしているだけでも、吐く息の中に細かい飛沫が含まれているので、これも感染の原因となります。飛沫感染を防ぐには、最低1m、できれば2m以上離れることです。飛沫はそれ以上届かないからです。
新型コロナウイルスが世界的に流行し、日本でも患者が出て、大きな問題となっています。日本では、流行といえる状況にはないと思われますが、予断を許しません。危険性はかなり低いと考えられますが、海外では肺炎を発症して亡くなる人も出ています。死亡率はインフルエンザより高いという指摘もあり、厳重な警戒が必要です。普段からウイルスに感染しないように予防に心掛ける必要があります。
子供のころから刺身が好きではありませんでした。食べられないとか言うのではなく、おいしいものだという実感がなかったのです。「ただ醤油の味しかしない食べ物」という感覚です。お寿司は、すし飯をおいしいと思っていたので、問題なく食べていたのですが…。成人となり、宴会に顔を出すようになっても、初めに出てくる刺身の盛り合わせは、あまり手を付けませんでした。もちろん周りは喜んで口にして、お酒もはかどっていました。ですからおいしいものに違いはないはずですが…。
年末から年始にかけて、忘年会、クリスマス、お正月、新年会と、お酒や食事をたくさん取る機会が続きました。こうなると、胃腸も連日の酷使で、疲れが出てくるといわれます。そこで、正月の7日には七草がゆを食べて、胃腸をいたわるという風習が定着しています。七草は消化を整える効用があるとされ、ビタミンも多いので、年末年始のごちそう続きで疲れた胃腸の働きを整えるというわけです。
基本的に食べ物は腐敗します。腐敗を抑えることで、食べ物を貯蔵することが可能になり、必要なときに食べたり利用したりすることができるようになります。食べ物を貯蔵する方法で、簡単で効果的なのが塩蔵です。いわゆる塩漬けです。塩をすり込んだり、塩水に漬け込んだりすると、食べ物の腐敗は起こらなくなります。なので、洋の東西を問わず、さまざまな食べ物が塩蔵されています。