札幌市は27日、市営地下鉄、路面電車の両事業の建設改良費に、2019年度から10カ年で2000億円を投じる見通しを明らかにした。次期交通事業経営計画案で示した。地下鉄は老朽施設の更新が本格化するため、事業規模は年平均に換算して現行の1・5倍となる1800億円に上る。訪日外国人観光客の増加や、30年の冬季五輪・パラリンピック招致、新幹線延伸を見据え、まちづくりと連動した環境整備の投資を加速する。
道環境生活部は27日、北海道百年記念塔や北海道博物館など百年記念施設の再生構想を策定したと発表した。老朽化が著しい百年記念塔は、解体を正式決定。跡地には、新たなモニュメントを設置する方針で、今後数カ年をかけて整備を進める。
札幌市保健福祉局は26日、認知症対応型共同生活介護(認知症高齢者グループホーム)と、特定施設入居者生活介護(介護付き有料老人ホーム)の2019年度整備予定事業者として、7事業者を決めたと発表した。内訳はグループホームが新設4事業者、増床2事業者で、老人ホームが新設1事業者となっている。
老朽化した公住南花川団地の建て替えか長寿命化修繕を検討していた石狩市は、同団地の一部を移転し花川東団地として新設する方針を固めた。2019年度に6棟48戸の地盤調査や基本設計を進める考えで、関連予算として2794万8000円を要求。新住棟はRC造の2階建てを想定している。