旭川市は、2024年度予算案の市営住宅整備費・改修費として前年度当初比12・3%増の9億1612万6000円を積み上げている。第2豊岡団地建て替え関連では3号棟新築に着工するほか、旧3、9号棟の解体にも予算を措置。改修では忠和団地の給排水改修を継続する。神楽岡ニュータウン団地の外壁・屋上防水にも取り組む。
旭川市は5日、2024年度予算案を発表した。総額は2980億2987万6000円で前年度当初を1.7%上回った。一般会計は1.4%増の1715億7000万円で、うち普通建設事業費は総合庁舎建て替え完了の影響により18%減の117億1540万円となった。建設関連では近文清掃工場再延命化、第2豊岡団地3号棟の建て替え、旧総合庁舎解体に着工。補正予算も活用して豊岡小屋体現地建て替えにも着工する。
上川管内土木3官庁(旭川開建、旭川建管、上川総合局調整課)の2023年度第3四半期末(4―12月)業者別工事受注実績が本紙集計でまとまった。151者が484億6159万8000円を受注。前年度同期に比べ業者数は2者多いものの、総額は2.3%減少した。新谷建設が上半期(4―9月)から首位を維持した。
旭川市は、市民文化会館整備基本構想の素案をまとめた。現施設の課題となっている座席間隔の狭さやトイレ不足の解消を図るため、現施設より大きな延べ床面積の建物を構想。財政負担の軽減、施工効率化を図る観点から、設計・施工一括のデザインビルド(DB)方式、PFIなど民間活力の導入といった手法も検討するよう提言している。2月にもパブリックコメントを実施する予定だ。
名寄市は、100台の除雪車両にスマートフォンを活用したGPSを搭載し、作業の効率化を図っている。2022年度の実証実験を踏まえて23年度から本格的に全車両へ導入。危険箇所でのアラーム通知や、除雪路線と作業時間の記録が残ることで除雪漏れ防止などに一定の効果が出始めている。