苫前町は、2024年度にも苫前浄水場の耐震補強や老朽化対策に着工する考えだ。21年度に実施した耐震診断を基に、22年度は基本設計を進める。耐震補強では浄水池の床面を強化し、玄関などにある梁の耐力向上を図る。耐震補強と並行して進める電気や機械設備の更新に投じる費用が多額のため、概算事業費には6億―7億円を見積もっている。
函館市企業局は、南茅部地域の新たな水源として普通河川尾札部川からの取水を計画している。水源である普通河川著保内川の水量不足に対応するのが目的。2022年度は取水施設の実施設計を進め、23―24年度でポンプ場や導水管などを整備する。
札幌市水道局は、豊平川水道水源水質保全事業の一環として計画する小水力発電装置など新設を6月上旬に一般競争公告する。対象は電気A等級の単体か特定共同体で、下旬の入札を予定。7月下旬に着工し、2026年11月末の完成を目指す。