倶知安町はリゾート開発が相次ぐ山田地区の水道施設整備で、2023年度事業費に要求ベースで11億7360万円を積み上げている。重要給水施設配水管新設は初弾の延長1700mに着工する予定。工事費に6億8440万円を見込む。2カ年工事の新比羅夫浄水場新築にも着工する。
ニセコ町は市街地区簡易水道配水施設の更新を計画している。配水池2池を新設するほか、滅菌設備が入る浄水施設を新築する方針。2023年度に実施設計をし、24年度から2カ年での施工を目指す。総事業費は数億円に上る見通しだ。
愛別町は、2023年度から5カ年計画で、簡易水道施設である愛別浄水場の改修に着手する。浄水場の受変電設備更新などに取り組む。簡易水道等施設整備費国庫補助金の活用を見込んでおり、総事業費は3億4881万円を試算する。
苫前町は、2024年度にも苫前浄水場の耐震補強や老朽化対策に着工する考えだ。21年度に実施した耐震診断を基に、22年度は基本設計を進める。耐震補強では浄水池の床面を強化し、玄関などにある梁の耐力向上を図る。耐震補強と並行して進める電気や機械設備の更新に投じる費用が多額のため、概算事業費には6億―7億円を見積もっている。