民族共生象徴空間(ウポポイ)へのアクセス向上を目指し、道や白老町、JR北海道が進めてきたJR白老駅[MAP↗]の周辺整備が完了に向かい、3月14日から順次供用開始する。これまで白老駅に停車する特急は「すずらん」のみだったが、ホームの改良により、同14日から「北斗」の一部が停車。ウポポイが開設する4月24日には、乗り換えこ線橋と自由通路の臨時改札口の使用を始める。
札幌市とJR北海道、同社グループ3社は11日、札幌駅に隣接した北5西1・西2地区の再開発準備組合を設立した。基本計画立案や設計を円滑に進めるため、早ければ年内に準備組合を通じ事業協力者となる民間事業者を公募する。JR北海道の島田修社長は地上47階の複合施設「渋谷スクランブルスクエア」を開発イメージに掲げ「JRタワーより高層を目指す」と展望した。
道議会の北海道地方路線問題調査特別委員会は28日、JR北海道の事業範囲見直し問題に関して、鉄路維持への考え方の真意を問うため、島田修社長ら経営陣を参考人として招致した。島田社長は、道が策定した交通政策総合指針に基づき、地域と収支改善策の定期的な検証をしながら、国や地域からの支援による効果を最大限発揮させるとし、「検証は、路線廃止やバス転換を前提とするものではない」とあらためて強調した。