2022年01月04日 15時00分
ウッドファイバー(本社・横浜)は、蓄熱や吸音性に優れる木質繊維の断熱材を製造・販売する会社で、苫小牧に北海道工場を構える。ぬくもりや静けさなど森林に似た環境を住宅内に設けられるほか、カビやウイルスが生存しにくい調湿性能もあり、コロナ禍で再注目される。製造時の燃料にバーク(樹皮)を使用。ロックウールやグラスウール系の断熱材のように廃棄時に埋め立て処分せずに済み、最近はSDGs達成のための貢献商材としてアピールする。
2021年12月13日 12時00分
北海道レンタルシステムは、ジー・オー・ピー(本社・東京)の北海道総代理店としてアルミ可搬式作業台や台車などを扱う会社。直接の顧客は道内の建機レンタル会社で、いわゆる〝卸レンタル業〟の位置付けになる。11月に本社を札幌から小樽市銭函へ移転し、2万m²の広大なヤードのもとで事業を強化した。商品をQRコードで個体管理するなど、建築現場の安全確保に向けたアフター体制には早くから積極的。現場の工程管理表や立面図などを基に適正な仮設資材の使用台数を算出する「山積みシステム」も特長で、安全性と経済性の両面から現場を支える。
2021年11月16日 12時00分
から屋(本社・札幌)は、機械で強制給気して自然の力で排気する「第2種換気」を唱える1級建築士事務所。ダクトレス全館空調システムのエコブレスは、各部屋への熱搬送効率が良いほか、ライフサイクルコストを抑えられるため、全国のビルダーから支持されている。最近はハイブリッド換気ユニットを開発し、道の省エネルギー・新エネルギー促進大賞で奨励賞に選ばれた。
2021年10月25日 12時00分
理研興業(本社・小樽)は、北海道の冬道を支える防雪柵の国内リーディング企業。自社で風洞実験設備を持つ強みを生かし、設置延長数は創業65周年に当たる2020年の節目で延べ1100㌔に達した。最近はLEDや蓄光樹脂塗料を使った視線誘導標を開発するなど、次世代の道路安全対策に向けた歩を進める。SDGs(持続可能な開発計画)に前向きで、太陽光や地中熱といった再生可能エネルギーで防雪柵周辺を融雪する研究も展開する。
2021年10月18日 12時00分
1961年創業の北海鋼機(本社・江別)は、建物の屋根や外壁に使われるカラー鋼板を作る鉄鋼2次製品メーカーだ。道内でカラー鋼板の製造設備を持つ唯一の会社として、耐候性や滑雪性を備えた鋼板の流通を支えている。床型枠用デッキプレートも製造するなど建物の床から屋根まで携わる点が特長。人口減に伴う市場縮小を背景に新たな需要開拓にも取り組む考えだ。社員数は87人で、うち50人弱が製造現場で働いている。