美唄市は、改築などを計画している市立美唄病院と保健福祉総合施設の基本設計概要書の素案をまとめた。規模は、新病院がRC造、3階、延べ約7200m²、保健福祉総合施設がRC造、平屋、延べ約1340m²を想定。新病院は災害時に医療の中心的拠点として機能できるよう耐震構造とする。来年1月末までに基本設計を完了させ、その後、実施設計に移行する。
釧路市は、計画中の市立釧路総合病院の新棟建設を2018年6月に入札する見通しだ。企業会計の病院事業会計のため、市議会の契約承認を得る必要がないことから、入札後すぐに着工する。入札方法については、地元対応なども考慮し協議を進めている。工事費に173億5900万円を見込み、工期は21年1月まで。同5月上旬ごろまでに引っ越し作業を完了させる意向だ。
えりも町は来年2月中旬にも、既存公共施設の機能を集約させる複合施設建設の基本設計業者を指名型プロポーザルで選定し、同3月末に契約する。本年度6月補正で確保した基本設計費3500万円は、全額を繰り越し明許設定。2018年度中に基本設計をまとめる。施設規模は平屋、延べ4000m²程度を想定しており、総事業費は20億円を超えると試算。19年度は実施設計へ移行して20年度に着工、22年度の完成というスケジュールを目指している。
旭川医大(旭川市緑が丘東2条1丁目1の1、吉田晃敏学長)は、外国人への医療教育を目的とした国際医療・支援センターの建設を構想している。建設費は150億―200億円を試算するが、施設の詳細は明らかにしていない。建設地は同大敷地にある施設の一部を取り壊して確保。着工時期や完成時期は未定だが、2018年春には設計を終えたい考えだ。
苫小牧市は、市立病院を増築し医局棟を新設する。規模は3階建て、延べ約1500m²。2018年に着工し、19年12月竣工、20年1月の供用開始を目指す。7日開会の市議会に提出する補正予算案に、実施設計費1897万6000円を盛り込んだ。可決されれば、発注手続きに入る。