宗谷管内土木3官庁(稚内開建、稚内建管、宗谷総合局農村)の2021年度業者別工事受注実績が本紙集計でまとまった。75者が259件を受注し、受注総額は前年度比4.7%減の170億1962万7045円となった。業者別では藤建設が17件、16億8680万円を受注し、首位に立った。上位20者中19者を管内業者で占めている。
稚内建管は、枝幸町内の問牧漁港で進める水産流通基盤整備オホーツク枝幸北問牧地区の初弾となる外防波堤延長10mを20日にも制限付き一般競争公告する。静穏度向上を目的に外防波堤を60m延長するなどの対策を施す。事業期間は2027年度までを予定している。
稚内開建は2022年度、枝幸町にある北見幌別川で国道238号幌別橋架け換えに着工する。新橋は内陸側に橋長281・4m、全幅員10・2mで新設。上部は4経間連続鋼細箱桁、下部は逆T式橋台2基、橋脚3基を備える。22年度は2億5500万円を投じてP2橋脚1基と切り替え道路改良、施工計画検討を実施。橋脚、切り替え道路ともに第2四半期(7―9月)の発注を予定している。
稚内建管は、枝幸町の徳志別漁港で水産流通基盤整備オホーツク枝幸徳志別地区の初弾となる外防波堤延長10mを5月20日にも簡易型総合評価・施工実績審査型で公告する。港内の静穏度向上などを目的とした事業で、工期は2027年度までを見込んでいる。