旭川市教育委員会は、2024年度予算案に関わる小中学校整備事業費をまとめた。第1回定例市議会で可決を見込む補正予算繰り越しを含む執行ベースで85.5%増の59億7981万7000円を確保する。豊岡小屋体改築と現校舎解体に着工するほか、千代田小プール改築にも取り掛かる。旧北都中は敷地売却に向け校舎・屋体の解体設計に着手するほか、小学校の普通教室・職員室のエアコン設置も進める。
旭川市水道局は、2024年度当初予算案の建設改良費をまとめた。水道・下水道事業の合計64億7703万1000円は前年度当初比5.1%の減少。補正予算の繰り越しを含む執行ベースは10.6%増の78億727万5000円に上っている。水道では管路22.3kmの布設替え、下水道では下水処理センター1号汚泥焼却設備撤去を進めるほか、自家発電棟改築にも新規着工。忠別川浄水場ろ過池の耐震診断や三角台配水池の耐震化実施設計にも着手する。
旭川市は、2024年度予算案の市営住宅整備費・改修費として前年度当初比12・3%増の9億1612万6000円を積み上げている。第2豊岡団地建て替え関連では3号棟新築に着工するほか、旧3、9号棟の解体にも予算を措置。改修では忠和団地の給排水改修を継続する。神楽岡ニュータウン団地の外壁・屋上防水にも取り組む。
旭川市は5日、2024年度予算案を発表した。総額は2980億2987万6000円で前年度当初を1.7%上回った。一般会計は1.4%増の1715億7000万円で、うち普通建設事業費は総合庁舎建て替え完了の影響により18%減の117億1540万円となった。建設関連では近文清掃工場再延命化、第2豊岡団地3号棟の建て替え、旧総合庁舎解体に着工。補正予算も活用して豊岡小屋体現地建て替えにも着工する。
上川管内土木3官庁(旭川開建、旭川建管、上川総合局調整課)の2023年度第3四半期末(4―12月)業者別工事受注実績が本紙集計でまとまった。151者が484億6159万8000円を受注。前年度同期に比べ業者数は2者多いものの、総額は2.3%減少した。新谷建設が上半期(4―9月)から首位を維持した。