上川管内土木3官庁(旭川開建、旭川建管、上川総合局調整課)の2023年度第3四半期末(4―12月)業者別工事受注実績が本紙集計でまとまった。151者が484億6159万8000円を受注。前年度同期に比べ業者数は2者多いものの、総額は2.3%減少した。新谷建設が上半期(4―9月)から首位を維持した。
旭川市は、市民文化会館整備基本構想の素案をまとめた。現施設の課題となっている座席間隔の狭さやトイレ不足の解消を図るため、現施設より大きな延べ床面積の建物を構想。財政負担の軽減、施工効率化を図る観点から、設計・施工一括のデザインビルド(DB)方式、PFIなど民間活力の導入といった手法も検討するよう提言している。2月にもパブリックコメントを実施する予定だ。
名寄市は、100台の除雪車両にスマートフォンを活用したGPSを搭載し、作業の効率化を図っている。2022年度の実証実験を踏まえて23年度から本格的に全車両へ導入。危険箇所でのアラーム通知や、除雪路線と作業時間の記録が残ることで除雪漏れ防止などに一定の効果が出始めている。
旭川市は、花咲スポーツ公園再整備基本構想の素案をまとめた。総合体育館は最大5000人以上が収容可能なアリーナとし公園敷地内に移転改築する方針を掲げた。2024年度は基本計画策定とPFIの導入可能性調査に着手する予定で、30年度の供用開始を目指す。同公園では屋内馬場の建て替えなども検討する。
旭川市水道局は、旭神汚水中継ポンプ場耐震改修の2025年度着工を目指している。23年度内の耐震改修設計着手が困難になったため、24年度に予算を繰り越して発注する考え。地下部の躯体を補強して耐震性を増すといった工法を想定している。