日々変わる現場が面白い
テックサプライ(本社・札幌)で、建築・土木現場で警備に当たる35人の配置を考える管制業務などを担当している。警備員の年齢層は20代から70代までと幅広い。「ある程度性格も分かっているつもり」だが、配置に悩むときもあるという。
高校卒業後、別の警備会社に就職。「給料の良さに引かれただけで、警備員が何をするのかも分からずに入った」と明かす。数年後に公務員試験を受験しようと考え、当初は「とりあえず1年だけ働こう」という軽い気持ちだった。
働いてみて実感したのは、同じ現場でも日々変化があること。「天気や通行人、出入りする車が同じということがない。変化があって面白い」。飽きっぽい性格のため、変化がある環境の方が合うという。
現在は現場に出ることは少なくなり、管制業務や書類作成業務が中心だ。緊急時には現場に駆け付けなければいけない。休日でも「何かあればすぐに動ける」よう意識している。
この業界にいる理由は「冒険心がないから」と笑う。一方で「中途半端ではやめられないから」と意思の強さを見せる。
皆が隔たりなく助け合える会社が理想だ。「少しでも自分が力になれたら」と思っている。
入社11年目の36歳。食事を取る時間が遅いことや間食により、30代になって一気に体重が増えた。「年齢とともに自分の体を心配するようになった」。体を絞って体力をつけるのが当面の目標だ。