後戻りない仕事を心掛け

猪尾大地(いのお だいち)さん
入社6年目。マンションや倉庫、病院といった大きい場所で、コンクリートをならしたり、壁や天井を塗る仕事をしている。
札幌工高卒。祖父や父も建設関係の仕事に携わっていた。土木科出身だが、「授業であまり面白みを感じなかった」ため、土木の道は選ばなかった。
高校に届いた中屋敷左官工業のパンフレットを見て、「左官の仕事は面白そう」と思ったのが入社のきっかけ。高校で学んでいたこととは真逆の世界だったが、会社の手厚いサポートがあったため、仕事になじむのにさほど苦労はしなかったという。
3年目くらいから職長を任せられるようになった。しかし、初めはうまくいかなかったという。「自分の段取りが悪くて、作業が遅れてしまった」。苦い思い出だ。今は「やっぱりこうしておけばよかったと思うときは後々あるけれど、それなりにこなせていると思う」と笑顔を見せる。
「なるべく後戻りのないような、きれいな仕事をすること」を心掛けている。細かいところまで、何度も確認しながら作業を進める。「性格は面倒くさがりだけど、仕事は面倒くさがらずにこなすようにしている」。仕事へのこだわりは強い。
目標は「指名をもらえるような職長になりたい。できることなら親方に」。
1994年11月22日生まれ、札幌市出身。休日は、2歳の娘が大好きなおままごとで一緒に遊ぶ。17日に第2子となる男の子が誕生した。