棟晶(本社・札幌)は、地中熱ヒートポンプの冷暖房システムを以前より安価に導入できる次世代型の戸建て商品を開発した。太陽光発電と地中熱ヒートポンプで生活に使う熱と電気を賄う。年間光熱費を大幅に抑えられ、耐震等級3を標準仕様とするため防災力が高い。室内には無垢(むく)材や調湿塗料を随所に使って心地よさを追求。子育て世帯を中心に手の届く高性能省エネ住宅として訴求する考えだ。
北海道建設新聞社は、2020年度第1四半期(4―6月)のゼネコン道内受注高ランキングをまとめた。首位は物流施設「DPL札幌レールゲート」を受注した戸田建設で148億円に上った。上位50社の受注総額は2433億1439万円。第1四半期としては、調査の集計方法を暦年から年度に変更した07年度以降で最高額となった。内訳を見ても、官庁土木、官庁建築は過去最高を記録し、民間建築も最高額だった18年度に次ぐ金額。新型コロナウイルス感染症拡大に伴う景気悪化の影響は特にみられない形となったが、各社からは民間建築を中心に「下半期については先行きが見えない」との声が聞こえる。
この記事は北海道建設新聞2020年8月12日付2面に掲載されました。本紙のご購読についてはこちらのページからお問い合わせ下さい。
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