熊谷組は2日、共同体(JV)で施工している北海道新幹線新函館北斗―札幌間整備のトンネル工事で、コンクリート品質管理試験の結果を虚偽報告していたと発表した。コンクリート内の水分量検査と、柔らかさを測るスランプ検査で、発注者の鉄道・運輸機構と決めた頻度や箇所数を守っていなかった。現場はニセコ町内にある延長4221mの羊蹄トンネル有島工区。機構側と熊谷JVは構造物の品質や工程への影響を調査中としている。
南2西3南西地区市街地再開発組合は、建設が進む複合ビル「moyuk SAPPORO(モユクサッポロ)」の開業日が7月20日に決定したと発表した。札幌中心部の活性化や利便性向上などが期待される。
札幌市清田区にあるUNILEAD(ユニリード)は全国でも珍しい、モンゴル人経営の建設会社だ。創業者はウランバートル出身の32歳男性。現場の中核となる社員は20―30代のモンゴル人で、全員が施工管理など何らかの資格を持つ。外国人は長い間、足りない労働力を埋めるための補助的な存在と見られてきたが、同社は本道建設業の確たる事業主体として受注を伸ばそうとしている。