排泥管の破損で、19日に発生した古平町の断水は、27日午後に残った一部地域が回復し、全面復旧した。問題の排泥管は耐用年数を超えていたが、少ない予算を効率的に使おうと、同じく老朽化した配水管の更新を優先。結果的に対応が後手に回った。住民の暮らしだけでなく、命にもかかわる水道インフラ。その維持に必要な費用を捻出しようにも、水道料金への反映は容易ではない。古平町だけでなく、多くの自治体に当てはまる難しい課題だ。
建物が更新期を迎える札幌の都心まちづくりの実務を14年にわたり担ってきた札幌市の高森義憲まちづくり政策局都心まちづくり推進室長(60)が退職を迎える。札幌創世1・1・1区(さんく)など多くの再開発に携わった。一線での役割は後進に委ねるが、人柄やその経験から第二の人生でも活躍が期待される。
留萌振興局は、2019年度から人手不足対策として業種間の繁閑差を利用した労働力融通システムの試行を始める。20年3―4月に建設業とホタテ漁の間で実際に労働力の融通を試みる計画だ。
積丹町は、産業交流雇用対策推進施設「岬の湯しゃこたん」の民間譲渡先を公募型プロポーザルで選定する。建物は有償、温泉権や泉源・井水施設などは無償で譲渡し、土地は無償貸し付けとする。応募書類を6月12日から7月10日まで受け付け、8月に優先交渉権者を決める。町議会で承認後、2020年4月1日の営業開始を目指す。