高橋はるみ知事は、北海道胆振東部地震からの一日も早い復旧・復興を図るため、年内に今後の復旧・復興の基本的な考え方と取り組み方向をまとめた上で、被災市町村と共に進める道としての対策を検討し、2018年度中に具体的な施策などを盛り込んだ「復旧・復興方針」を策定するとした。厳しい経営状況に置かれているJR北海道に対しては、利用促進につながる支援を緊急的、臨時的に実施していく考えを示した。
市立釧路総合病院新棟建設の実施設計契約解除を巡り、釧路市が設計受託者に支払い済み分の委託料と違約金1億3780万円の返還を求める民事訴訟の第2回口頭弁論が26日、釧路地裁で開かれた。市側は受託者側に落ち度があるとする準備書面を提出。一方、受託者側は契約解除は不当とし、委託料未払い分1億277万2000円などの支払いを求める反訴状を同日付で提起した。
道は22日、北海道胆振東部地震からの円滑な復興を進めるため、本庁に被災地域復旧・復興推進本部、胆振総合局に地方本部をそれぞれ設置し、初会合を開いた。各部局が横断的に情報共有を図り、復旧・復興の加速化に向けて十分な進捗(しんちょく)管理を行っていく。公共施設や治山施設、公立学校などの今後の復旧対策などについても説明があった。
道建設部建築局は、プロポーザル方式で選考した仮称・林業大学校校舎増築・改修の基本・実施設計の設計者を公表した。公募型プロポーザルで主体の設計を遠藤建築アトリエ、簡易型プロポーザルで設備の設計をビーゴーイングにそれぞれ決定した。12月に契約する予定だ。