ブルーカーボンによる二酸化炭素(CO₂)貯留効果を確認―。北海道開発局は、釧路港の島防波堤近くに埋設した人工の藻場が、少なくとも年間1.9t程度のCO₂を貯留していると公表した。この効果は、森林の単位面積当たりの吸収量と比べ2.4倍に上る。開発局が主導する検討会が貯留効果の定量化を実施。新たなCO₂吸収源として、ブルーカーボンのインベントリ登録(温室効果ガス排出・吸収目録)に向けた政府の動きに拍車を掛けそうだ。
苫小牧市は再生可能エネルギー基本戦略案をまとめた。太陽光や風力など再エネを着実に導入し、CCUSの活用を継続しながら2050年のゼロカーボンを目指す。再エネ導入に当たっては、地元企業による設備の建設・維持管理など地場産業の振興も図る計画だ。
札幌市などで構成する札幌都心交通研究会は6月中旬から2週間程度、南1条通の西2、3丁目区間で道路空間を利用した社会実験に取り組む方針だ。道路を活用したオープンカフェやキッチンカーなどを設け、交通課題の解消や新たなにぎわいの創出を図る。