北海道にも緑が美しい季節がやってきました。長い冬が明け、地面や枝にともる芽吹きの緑は、待ちに待った色ですし、若い緑が成長していく風景は、心がワクワクします。
独立した時、オフィスが必要になり、初めてワンルームマンションを借りました。早々に、ここがインテリアコーディネーター向きではないことに気付きましたが、不動産屋さんに説得され契約期間満了まで、その部屋とじっくり向き合うことになりました。
北海道のインテリアコーディネーターの草分け的存在の三井幸子先生が、先日亡くなりました。現役は退かれていましたが、教えを受けたインテリアコーディネーターは数多く、今も仕事を続けています。私も教え子の一人で、専門学校を修了後、先生のオフィスで机を並べておりました。
北海道カラーユニバーサルデザイン機構(北海道CUDO)には、誰でも加入できる会員組織があります。会員相互の親睦とカラーユニバーサルデザイン(CUD)についての情報共有が目的で、勉強会や意見交換など「会員の集い」を1年に数回開いています。コロナ禍の昨年は直接会うことがままならず、オンラインの集まりが主になりました。
「家の作りやうは夏を旨(むね)とすべし」は徒然草の一文ですが、衣食住を賄う家事は、その種類によって、旨とすべき季節が分かれます。